障害のある子供たちにとって少しでも生きやすい未来を描くために―今私たちができることを丁寧に見つけて

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.以前は全く別の仕事をしていましたが、体を壊したことが転機となり、この仕事に飛び込むことを決めました。その期間、自分を見つめ直し、「誰かの役に立ちたい」と強く思うようになりました。さまざまな選択肢を検討していた中、この求人に偶然出会いました。

 

子供が好きで、保育士の資格を持っている私にとって、子供たちと触れ合えるこの仕事は非常に魅力的でした。また、障害を持つ人々の余暇を支援するボランティア活動にも関わってきた経験があり、この場所での仕事に強い意欲を感じました。通勤の便利さも、この職場を選んだ重要な理由の一つです。

Q.現在のお仕事内容、大切に考えられていることなどを教えてください。

A.「なかよし」には一日10名ほどの利用者さんがお越しになり、特に医療的なケアを必要とされる障害をお持ちの方が多いです。全介助が必要な方や視覚に障害があるお子さんもいらっしゃいます。未就学児から高校卒業生まで、幅広い年齢層のお子さんをお預かりしており、現在は3歳の子が最年少です。比較的穏やかなお子さんが多く、一緒に楽しく活動しています。

 

午前中は利用者さんが学校に行っている間、事務作業や壁面装飾、午後の工作の準備、支援計画の検討を行うミーティングなどをしています。

毎日、支援プログラムを考案しており、内容は日によって異なります。例えば、体を鍛えるための長距離歩行、図書館での静かな時間、地域のお祭りやイベントへの参加など、季節ごとの特別な活動や子供たちの課題克服のためのプログラムをスタッフ全員で考えています。夏休みには室内お祭りやプール活動も行い、施設外への積極的な外出を心がけています。

 

この仕事で最も大切にしているのは、利用者さん一人一人の将来を考え、生きやすい社会への一歩を支援することです。プログラムを通じて、それぞれのゴールに適した方法で進めることが重要です。利用者さんごとに異なる状況に合わせた細やかなプログラムの実現を目指しています。

 

3歳から18歳までの利用者さんがいるため、活動内容は発達段階に応じて大きく異なります。たとえば、工作活動では年齢に合わせた異なるアプローチを取り、年齢を超えた温かな関係性も育んでいます。例えば、上の学年の子が下の学年の子に読み聞かせをするなど、縦のつながりを通じて良い関係が築かれています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.やりがいを感じる瞬間は、日々のプログラムで設定したゴールをクリアしたときに大きな達成感があります。例えば、ハサミを使うことが苦手な子が上手に使えるようになったときの喜びは格別です。

このような成果は、繰り返しのトレーニングによるもので、一人一人の成長を間近で体感することができ、大きなやりがいを感じます。また、みんなで作品を作り上げたときの笑顔や一体感も、充実感を感じる瞬間の一つです。

 

ご家族との関わりも大きな喜びの一つです。普段の会話から子どもたちの小さな成長を捉え、それをご家族に報告することで、感謝の言葉をいただくことがあります。子どもたちが施設で学んだことを家庭でも実践するお話を伺うと、非常に嬉しく感じます。子どもたち自身の自信に繋がるだけでなく、「できることが増える」ことの素晴らしさを実感します。

 

前職では個人での作業が多く、「前へ進むこと」が重視されていましたが、現在は子どもたちのゆっくりとした成長を見守ることで、自分自身も成長したと感じています。焦らず、子どもたちのペースを尊重することの大切さを学びました。

この経験は自分の子育てにも影響を与え、子どもたちの「やる気になるタイミング」を待つことの価値を理解しました。結果として、子どもたちが自発的に進み出す瞬間を受け入れることができるようになり、それがまた別のやりがいとなっています。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.現在は、目の前の課題や子供たちの安全を守ることが最優先の目標です。

ゆくゆくは、資格取得にも挑戦したいと考えています。ただ、仕事に就いてまだ3年目であるため、現場での経験を積むことを優先し、日々の学びを大切にしています。

 

知らないことがあれば、上司に積極的に質問し、信頼できる関係を築いています。また、職場は法人内外を問わず研修への参加を奨励しており、学びの機会は豊富にあります。これからも、更に知識を深めていきたいと思っています。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.こちらは常勤スタッフが4名、看護士さんは3名ほどがローテーションで入られています。パートの方もいらっしゃいます。

 

日曜は施設自体がお休みで、シフトも無理なく組まれていて働きやすい環境です。スタッフの年齢層的には20代~40代というまさに子育て世代ど真ん中と言う方も多いですね。

 

子育て中は急な子供の体調不良などでどうしてもお休みしなければならないこともありますが、そんなときこそ団結してカバーし合えるチームです。スタッフ同士は仲が良く、情報交換も活発で安心できる職場です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.こちらで働く皆さんに共通するのは、「人が大好き!」ということ。人と触れ合うのが好きな方には、ぴったりの職場です。さらに、自身の健康を大切にすることも、この仕事で非常に重要な要素です。

 

未経験でのスタートに不安を感じる方も多いと思いますが、そんな方こそ、ぜひ当施設の見学にいらしてください。私も実際の現場経験がないままここに飛び込みましたが、温かい歓迎と丁寧な指導を受けています。わからないことがあれば、みんなで力を合わせて解決しようとする、そんな職場です。

 

「人のことが好き」「子供のことが好き」という気持ちはあるけれど、「経験がないから」と躊躇している方がいらっしゃるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。

生活介助事業所「あおぞら」/支援員 勤務2年目:S・Eさん

人のために尽くすというやりがいを肌で感じる現場・一人一人の思いを最大限に尊重した支援を実現したい

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.こちらに来て間もないですが、障害を持つ方々の支援に20年ほど携わっています。学校や作業所での支援経験を活かし、定年後もこの仕事を続けたいと思い、こちらの施設に入職しました。自宅からの通勤の便利さも選んだ理由の一つですが、「あゆみ」という言葉に惹かれたのも大きな理由です。

 

この仕事を始めた最初のきっかけは、「誰かの役に立ちたい」という純粋な思いでした。子供の小学校に障害児支援クラスがあり、そこからこの仕事への関心が始まりました。その後、専門的な知識を少しずつ学びながら、障害を持つ子供たちの真っ直ぐで純粋な姿に心を打たれ、この道を選びました。特別な資格や知識がない状態からスタートしましたが、彼らのひたむきな努力にはいつも感動しています。

Q.現在のお仕事内容、大切に考えられていることなどを教えてください。

A.多機能型事業所「あおぞら」では、障害を持つ成人の方々への生活介助や日常生活の支援を行っています。約10名の利用者さんがおり、食事や排泄、軽作業などの日常に関わる支援や、生活能力の維持・向上を目指しています。

 

一日の流れは、朝9時30分に始まり、午後も作業やリラックスタイムを含め、利用者さんのコンディションに応じた柔軟な対応を心がけています。
夕方、作業終了後は皆さんをお見送りし、一日が終わります。取り組む作業は、缶つぶしやお茶箱の組み立て、古紙再生など多岐にわたり、企業からの協力も得ながら、利用者さん一人一人に合った作業を提供しています。

 

大切にしているのは、利用者さんが過度に疲れないよう配慮することです。障害がある方は体が疲れやすいため、無理なくできる範囲で作業を行えるようにしています。例えば、片手でしか作業できない方には無理をさせず、必要に応じて支援を提供します。日々のコンディションの変化にも注意を払い、利用者さんと一緒に「今できること」を見つけるよう心がけています。手を出し過ぎず、利用者さんの自立を尊重するバランスを大切にしております。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.やりがいや充実感を感じる瞬間は、一日を無事に過ごしてもらい、笑顔で「さよなら」と言って手を振って帰る後ろ姿を見送るときです。利用者様は感情が、表情に直接現れることが多く、この仕事では細やかな気配りが求められます。

私自身も、70歳を過ぎ、身体の衰えを感じるようになった今、人と人との支え合いの大切さを改めて実感しています。これまで多くの人に支えられ、支援の意味を深く考えるようになりました。

ここでの仕事は、理事長をはじめ、誠実で心優しいスタッフに囲まれており、自分なりに力を尽くす毎日に大きな充実感を感じています。人と関わる仕事は大変な面もありますが、それだけにやりがいも大きいです。利用者の皆さんと私の気持ちを共有できるよう、日々仕事に励んでいます。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.一日一日をもっと味わいながら利用者さんと共に過ごしていきたいと思います。利用者さんとたくさんお話して仕事して、スタッフと協力して無事に一日を終える。
そんな穏やかな毎日を、これからも大切に積み上げていきたいと思います。20年この現場にいて、現場の温度と言った感覚をなにより大切にしています。

そのときそのときで利用者さんの状況も変化していきますが、事故のない当たり前の日常を提供し続けることが私の目標です。一人一人の思いを丁寧にすくい上げながら、体調面や精神的なサポートにも細やかに寄り添うことができるスタッフになりたいですね。年齢的にもみんなの“お母さん”みたいに大きく包み込むような存在になれたらいいですね。(笑)

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.「あおぞら」は管理者・職員2名・パート2名・看護師といったメンバーで比較的コンパクトな構成です。

 

他の施設のスタッフとも連携厚く、「助け合う」ということをまさに職場から実践している現場です。
土日はお休みですし、働く環境としては整った職場だと思います。スタッフは40代の子育て世代も多く、急なお休みが発生する場合にもみんなで自然と助け合えていますし、理解のある優しい方たちばかりですので安心して仕事に取り組めています。

 

自分が足りなかった点も、気づけば他のスタッフがフォローしてくださっていたりして、チームとしての力も大いに感じられる職場です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.障害を持っている皆さんは、本当に一日一日状況が目まぐるしく変化します。
今日元気だったから明日も元気という約束はありません。障害者に対して理解を持って、穏やかな気持ちで向き合える方はいいですね。

 

決して自分の考えを相手に押し付けず、「あ!そうか!」と新鮮な気づきとして素直に受け取れるような方はこの仕事に向いていると思います。変化を楽しみに変えて仕事に取り組める方とぜひ一緒に働きたいですね。

障害児通所支援事業所「なかよし」/児童支援員 勤務3年目:T・Kさん

障害のある子供たちにとって少しでも生きやすい未来を描くために―今私たちができることを丁寧に見つけて

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.以前は全く別の仕事をしていましたが、体を壊したことが転機となり、この仕事に飛び込むことを決めました。その期間、自分を見つめ直し、「誰かの役に立ちたい」と強く思うようになりました。さまざまな選択肢を検討していた中、この求人に偶然出会いました。

 

子供が好きで、保育士の資格を持っている私にとって、子供たちと触れ合えるこの仕事は非常に魅力的でした。また、障害を持つ人々の余暇を支援するボランティア活動にも関わってきた経験があり、この場所での仕事に強い意欲を感じました。通勤の便利さも、この職場を選んだ重要な理由の一つです。

Q.現在のお仕事内容、大切に考えられていることなどを教えてください。

A.「なかよし」には一日10名ほどの利用者さんがお越しになり、特に医療的なケアを必要とされる障害をお持ちの方が多いです。全介助が必要な方や視覚に障害があるお子さんもいらっしゃいます。未就学児から高校卒業生まで、幅広い年齢層のお子さんをお預かりしており、現在は3歳の子が最年少です。比較的穏やかなお子さんが多く、一緒に楽しく活動しています。

 

午前中は利用者さんが学校に行っている間、事務作業や壁面装飾、午後の工作の準備、支援計画の検討を行うミーティングなどをしています。

毎日、支援プログラムを考案しており、内容は日によって異なります。例えば、体を鍛えるための長距離歩行、図書館での静かな時間、地域のお祭りやイベントへの参加など、季節ごとの特別な活動や子供たちの課題克服のためのプログラムをスタッフ全員で考えています。夏休みには室内お祭りやプール活動も行い、施設外への積極的な外出を心がけています。

 

この仕事で最も大切にしているのは、利用者さん一人一人の将来を考え、生きやすい社会への一歩を支援することです。プログラムを通じて、それぞれのゴールに適した方法で進めることが重要です。利用者さんごとに異なる状況に合わせた細やかなプログラムの実現を目指しています。

 

3歳から18歳までの利用者さんがいるため、活動内容は発達段階に応じて大きく異なります。たとえば、工作活動では年齢に合わせた異なるアプローチを取り、年齢を超えた温かな関係性も育んでいます。例えば、上の学年の子が下の学年の子に読み聞かせをするなど、縦のつながりを通じて良い関係が築かれています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.やりがいを感じる瞬間は、日々のプログラムで設定したゴールをクリアしたときに大きな達成感があります。例えば、ハサミを使うことが苦手な子が上手に使えるようになったときの喜びは格別です。

このような成果は、繰り返しのトレーニングによるもので、一人一人の成長を間近で体感することができ、大きなやりがいを感じます。また、みんなで作品を作り上げたときの笑顔や一体感も、充実感を感じる瞬間の一つです。

 

ご家族との関わりも大きな喜びの一つです。普段の会話から子どもたちの小さな成長を捉え、それをご家族に報告することで、感謝の言葉をいただくことがあります。子どもたちが施設で学んだことを家庭でも実践するお話を伺うと、非常に嬉しく感じます。子どもたち自身の自信に繋がるだけでなく、「できることが増える」ことの素晴らしさを実感します。

 

前職では個人での作業が多く、「前へ進むこと」が重視されていましたが、現在は子どもたちのゆっくりとした成長を見守ることで、自分自身も成長したと感じています。焦らず、子どもたちのペースを尊重することの大切さを学びました。

この経験は自分の子育てにも影響を与え、子どもたちの「やる気になるタイミング」を待つことの価値を理解しました。結果として、子どもたちが自発的に進み出す瞬間を受け入れることができるようになり、それがまた別のやりがいとなっています。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.現在は、目の前の課題や子供たちの安全を守ることが最優先の目標です。

ゆくゆくは、資格取得にも挑戦したいと考えています。ただ、仕事に就いてまだ3年目であるため、現場での経験を積むことを優先し、日々の学びを大切にしています。

 

知らないことがあれば、上司に積極的に質問し、信頼できる関係を築いています。また、職場は法人内外を問わず研修への参加を奨励しており、学びの機会は豊富にあります。これからも、更に知識を深めていきたいと思っています。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.こちらは常勤スタッフが4名、看護士さんは3名ほどがローテーションで入られています。パートの方もいらっしゃいます。

 

日曜は施設自体がお休みで、シフトも無理なく組まれていて働きやすい環境です。スタッフの年齢層的には20代~40代というまさに子育て世代ど真ん中と言う方も多いですね。

 

子育て中は急な子供の体調不良などでどうしてもお休みしなければならないこともありますが、そんなときこそ団結してカバーし合えるチームです。スタッフ同士は仲が良く、情報交換も活発で安心できる職場です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.こちらで働く皆さんに共通するのは、「人が大好き!」ということ。人と触れ合うのが好きな方には、ぴったりの職場です。さらに、自身の健康を大切にすることも、この仕事で非常に重要な要素です。

 

未経験でのスタートに不安を感じる方も多いと思いますが、そんな方こそ、ぜひ当施設の見学にいらしてください。私も実際の現場経験がないままここに飛び込みましたが、温かい歓迎と丁寧な指導を受けています。わからないことがあれば、みんなで力を合わせて解決しようとする、そんな職場です。

 

「人のことが好き」「子供のことが好き」という気持ちはあるけれど、「経験がないから」と躊躇している方がいらっしゃるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。

障害児通所支援事業所「あゆみ」/管理者 勤務7年目:M・Tさん 

子供たちの無限の可能性を信じて―これからも挑戦することの楽しさと喜びを伝え続けたい

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.新卒でこちらに入職しました。学生時代、多くの仕事を経験しながら「何か人の役に立ちたい」という思いを持っていましたが、なかなか自分に合う仕事を見つけられませんでした。そんな中、この求人に出会い、親の介護について学びたいという思いもあって応募しました。福祉についての知識は全くなかったため、まさに未知の世界へのチャレンジでした。

 

入職してからは、現場での学びを積極的に吸収し、3年前からは管理者の役割を任せていただくことになりました。この場所はやる気さえあれば挑戦を認めてくれ、チャンスを与えてくれる環境があります。また、問題が起きた際には、「みんなで解決しよう」という職員の団結力を感じ、これが他にはない強みだと思っています。

Q.現在のお仕事内容、大切に考えられていることなどを教えてください。

A.私たちは通所型の児童支援を提供しており、3歳から高校生までの40~50名のお子さんが利用されています。レクリエーションやトレーニングを中心としたプログラムで、日々10名前後の利用者さんがお越しになります。活発なお子さんが多いため、体を動かす活動や外出を積極的に取り入れています。小学校低学年の子どもたちも多く、集団生活の中でのやり取りにも注意を払っています。

 

午前中は主に事務作業を行い、お子さんが来所される夕方からは、お散歩や体操、工作、音楽など、一緒に楽しむ時間を大切にしています。各年齢に合わせた個別支援を心がけており、できるだけそれぞれのニーズに応えられるよう努力しています。

 

管理職としての責任も担い、勤務計画、スタッフのサポート、法人との調整など多岐にわたる業務をこなしています。しかし、現場のサポートも欠かせないため、事務作業の合間を縫って、子どもたちとの直接的な関わりを持つことを大切にしています。例えば、トイレトレーニングや、食事のマナー、偏食の克服など、一つ一つの支援に丁寧に取り組んでいます。

 

子どもたちと共に楽しむこと、そして保護者の方々との深い関係を築くことにも力を入れています。子育ての難しさを日々感じながらも、それを学び、成長の機会としています。職員間での議論を重ね、最良の支援方針を模索し続けています。

 

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.現場の支援では、自閉症のお子さんや言葉を発することが難しいお子さんたちが自分の言葉で思いを伝えようと努力してくれる瞬間、自分の名前を覚えて呼んでくれた時に、この仕事に就いて本当に良かったと強いやりがいを感じます。できることが増えるごとにお子さんの自信に満ちた表情が見えると、自分のことのように嬉しくなります。

 

新学期や進級時のような季節の変化で、新しい環境に慣れるまで時間がかかるお子さんもいます。そんな時、お母さんから「あゆみに来ることで落ち着きを取り戻し、生活できています」と聞くと、大変ありがたく、胸が熱くなります。それがその子にとってのモチベーションや、安心できる居場所を作れていると感じる瞬間に、誇りを感じます。

 

働き始めてから、人の心を動かす難しさと大切さを学び、相手に変化を与えるためには、自分が変わることの重要性に気づきました。アプローチ方法について何度も悩み、壁にぶつかりながら、利用者さん一人一人にとっての解決の光を見つけることを目指しています。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.まだ自分が若く未熟だと感じていますが、こちらの施設を巣立つお子さんたちの将来や成果を慎重に検証していく必要があると考えています。一人一人の成長は楽しみですが、それに伴う責任の重大さも感じています。特に年齢の低いお子さんにとっては、人生の基盤を作る大切な時期ですので、丁寧なケアを積み重ねていきたいと思います。

 

スキルアップについては、介護福祉士の資格取得後、保育士資格の取得にも挑戦したいと考えています。必要と思われる資格は積極的に取得していきたいですが、まずは現場での経験を大切にし、確かな経験値を積み上げていきたいと思います。管理者としても、職員にもお子さんにも「ここに来てよかった」と思ってもらえるような、温かな施設作りに尽力したいです。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.ここは管理者・指導員・児童発達管理責任者といった計10名で運営しています。20代から70代まで個性豊かなメンバーで、ママさんスタッフも多いです。

 

急な変更などにも皆でカバーし合える高いチーム力があります。お休みも定期的に取得でき、無理なく働きやすい環境だと思います。特に女性が力を発揮できる現場だと思います。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.「子供と関わることが大好き!」という方には、この仕事をおすすめします。資格を持っている方はもちろん大歓迎ですが、初心者の方でも大歓迎です。子供と関わることは、その子の人生に大きな影響を与えます。障害を持つお子さんが社会で生きていくためには、専門職だけでなく、多くの人の理解と協力が必要です。

 

まずは支援施設がどのような場所で、何をしているのかを知っていただきたいです。初心者でも、職員全員でサポートしながら一緒に取り組んでいけます。働く側が安心して仕事に取り組める環境が最も重要です。私たちと一緒に、楽しく働いてみませんか?

グループホーム「やまぶきホーム」/支援員 勤務6年目:K・Tさん

「できる」を生み出すために―真に心に寄り添う支援の在り方を模索し続けて

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.以前はサラリーマンをしており、退職後は様々な仕事を経験しました。特に警備員として働いていた時、多くの苦しむ人々とその支える家族や職員に出会い、自分も何か力になりたいと感じていました。

 

そんな中でこの求人を見つけ、現在、76歳になりますが、ここでの仕事はこれまで経験したどの仕事よりもやりがいを感じています。もっと早くこの仕事に出会っていたら、さらに多くを学び、資格を取得していたかもしれません。その思いは悔しいほどですが、上司からも期待されており、毎日を充実して過ごしています。

Q.現在のお仕事内容、大切に考えられていることなどを教えてください。

A.私の仕事は、さまざまな障害を持つ方々が共に暮らすグループホーム「やまぶきホーム」での宿直業務です。20代から70代の10名の入居者さんの日常生活をサポートし、彼らの自立を支えています。私たちの日々は、共に食事をし、日中は各自が作業所へと向かい、夕方には戻ってきて自分の時間を楽しむというルーティンで成り立っています。

 

私の勤務時間は夕方から翌朝まで。この間、食事の提供や日常生活のサポート、薬の管理からお金の使い方まで、幅広い支援を行います。特に、お金の管理や公共料金の支払いなど、生活の基本となるスキルを身につける支援は重要です。入居者さん一人ひとりが「自分でできること」を増やし、「自立した社会生活」を送れるようにすることが私の最大の目標です。

 

この仕事では、細やかな観察力や忍耐力、そして何よりも入居者さんの「できる」を信じる心が求められます。毎日、入居者さんとの関わりの中で、「できない」を「できる」へと変えていく過程に立ち会えることは、大きなやりがいとなっています。それぞれの小さな成長が、私にとっては大きな喜びです。

 

しかし、支援する側として重要なのは、適切な距離感を保ちつつ、入居者さんが自立へと歩むことをサポートすること。私は、入居者さんが自分の力で一歩を踏み出せるように、縁の下の力持ちとしてそっと支え続けることを心がけています。

 

やまぶきホームでの日々は、私にとって家族のような存在です。彼らが少しでも多くのことを自分の力で達成できるように、その一歩一歩を支えることが、私の仕事の最大の魅力であり、楽しみです。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.私たちの仕事では、小さな目標の達成も大きな喜びにつながります。例えば、横断歩道を安全に渡ることを学ぶのに1年を費やした入居者さんがいます。地図を使った説明から、実際に道を歩くことまで、私たちは細かくサポートします。成功には時間がかかりますが、入居者さんの一歩一歩の進歩を見ることが、この仕事の大きなやりがいです。

 

スタッフ同士の情報共有と一致したサポートが、入居者さんの混乱を避け、成功への鍵を握ります。横断歩道の例のように、完全に独立してできるようになるまでの道のりは長くても、入居者さんが少しずつ進歩する様子を見守ることは私たちにとって大きな充実感を与えてくれます。微笑みを交わす瞬間や、自信を持って一歩を踏み出す姿は、私たちの心を温かくします。

 

この職場では、法律や障害者手帳、行政の支援など、様々な知識を学ぶ機会があります。障害を持つ方々が区別されることなく生活できるよう、必要な仕組みや考え方について学ぶことは、私たちの成長にも繋がります。入居者さんのために、そして彼らが社会の一員として自立できるよう、私たちは常に学び、努力を続けています。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.今日あった良いこと悪いこと全部聞いてあげたいと思いますし、限られた時間の中で私にできることは最大限したいと思います。ご家族となかなか会えず、一人で生活を頑張られている方もいます。

 

懸命に努力される皆さんの姿を私は知っています。これからも深い部分で寄り添い、支え続けたいと思います。入居者さんがちらっと漏らす「元気です」と言うその言葉の張りのなさにも、敏感な変化を感じ取ることができるスタッフになりたいですね。心の声まで聞き分けられるようになれるといいなと思います。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.ホーム全体で宿直スタッフは全20名ほど。平成生まれから私のような70代まで、さまざまなメンバーがいます。皆パワフルで頼りになる方たちばかり。男性も女性も活躍できる現場です。

 

料理などは私も女房を師匠に、味付けや盛り付けなどだいぶ勉強しましたよ(笑)
やるからにはやはりプロ意識は持たなければなりませんから、そういう意味でも学びがとても多い職場です。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.裏方に徹して、入居者さんのことを丁寧に考えられる人がいいですね。手を貸すことばかりが優しさではありません。

 

自立するために努力する皆さんの姿を見て、何を感じ、どうすべきかを一緒に考え、思いに耳を傾けることが大切な仕事です。
そういう意味では育児経験がある方は向いているかもしれませんね。あくまで本人が自分で考え、答えを引き出せるように導く仕事です。

 

プロセスを学ぶ場はここに多くありますから、初心者でも身構えることなく飛び込めます。365日、24時間、“ここまで”と言う線は引けない仕事ですが、それくらいの気概で私はこの仕事と今向き合い、大きなやりがいを感じられていますよ。